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 ミステリー・サークル発生時の熱は推定、摂氏1500度。このため地下水の水面から猛烈な蒸気が立ち上り、地面は熱で固まった状態になったのではと考えられます。そしてこの結晶化現象によって、草がつぶれることなく一方方向に整列して茎も折れずにペタッと地面に張り付いてしまう。一方、人が作ったミステリー・サークルの方は、茎が折れ草は完全につぶれているそうです。

ストーンヘンジの近くにできたミステリー・サークルの航空写真。

 懐疑説をしり目に、ミステリー・サークルに対する本格的な調査研究がなされているものの、いまだ決定的な結論には至っていません。しかしストーンヘンジとエイブベリーに関しては、巨石群(ストーン・サークル)とミステリー・サークルの関連が確認されています。まず、ミステリー・サークルは巨石群(ストーン・サークル)の近くにできるということ。1996年のある日、ストーンヘンジ上空を飛んでいたパイロットの話によると、午後4時15分の時点では何も見られなかったのに、わずか15分後、他のパイロットが地面を見下ろすと、長さ300メートルに及ぶ広大なミステリー・サークルが出来上がっていた、と。この図形には134個もの完全な円形が含まれ、コンピューターで描きだしたような精密な螺旋形が描かれていたそうです。このミステリー・サークルは、A303号線道路をはさんで、ストーンヘンジの反対側に生じました。

”キングストン・ゾーデイアック”グラストンベリー同様キングストンに見られる黄道12宮の図を地図上になぞったもの。

”グラストンベリー・ジャイアント”小川や小道で形成された黄道12宮の図を地図上になぞったもの。

 ここでミステリー・サークルと占星学との関連を考えてみましょう。”グラストンベリー・ジャイアント“、それからサリー州のキングストン・オン・テームスという町の近くにある”キングストン・ゾーデイアック“と言われる、地上に刻まれた黄道12星座の図形。いずれも航空写真とダウジングによって、20世紀初めに発見されたものです。
地形に刻まれたある種の模様が、黄道12星座のシンボルと見てとれることは明らかで、英国政府発行の公式地図からもはっきりとこの図形が読み取れます。

 このようなランド・ゾーデイアック(地形に刻まれた12星座の図柄)は古墳、古代からの小さな通り道、小川の流れなどによって自然に形成されていることが、航空写真を見るとわかります。そして星座毎のシンボル・マークは、近代占星学のものとは多少違っていて、例えば、“グラストンベリー・ジャイアント”に見られる射手座のシンボル。この図形は、現在の半身半馬ではなく、兜をかぶり馬にまたがる戦士の姿で描かれています。しかし、蠍座と山羊座の間に位置することから、これが射手座のシンボルであることは明らかです。ミステリー・サークルとランド・ゾーデイアック、この二つの現象は、未知なる力によって生じるとも考えられます。が、この力は一体どこから来るのか。

 前回の記事で、ホロスコープ(人が生まれた瞬間の天体の配置図)が表す天体の配置、つまり私達一人一人の特徴は、太陽の磁場から来ると書きました。太陽から放出される粒子と太陽の磁気圏は“IMF, インタープラネタリー・マグネテイック・フィールド”(惑星相互間の磁場)として知られています。磁気の流れで出来ている宇宙の海を惑星が運行する時、周囲に波紋を投げかけ、通り過ぎた後で徐々にその波紋が鎮まっていく。

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