ASTROLOGY Your bridge to the stars Christopher Harwood

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 キルリアン写真(人のオーラを映し出す写真)はまやかしではないと考えるなら、全ての人間が“オーラ”という独自の磁場を持つことになります。人間の脳や神経を構成する成分には、外からの情報を吸収する働きが含まれ、脳や神経系統で電気的な活動を生じ、それがオーラとして発せられるのでは、と私は考えます。そして地球の磁場同様、もっぱら有害なものから身を守るシールドとして働きます。共鳴する周波数を受け取る力があるわけです。特に子供や動物は、目では見えない耳には聞こえない危険を察知する能力があります。たとえば地震が起こる前に集団移動していく動物の群れなどがそうです。
 赤ちゃんの場合、誕生の瞬間までは母親のオーラの中に含まれるので、自身のオーラは停止状態です。しかしひとたびこの世に生まれた瞬間から、自分のオーラが活性化し始めます。いわば録音前のテープ状態です。そして誕生の瞬間、地球の磁場に蓄えられた宇宙の惑星の情報パターンが磁気誘導と同じプロセスで、赤ちゃんのオーラに録音されるわけです。

 赤ちゃんのオーラにイメージとして取り込まれた惑星からの情報パターンは脳に伝わり、さらに人生の精妙な青写真として潜在意識に届きます。突然エネルギーが流れ込むことで、赤ちゃんのオーラは、まるでライフル銃を放った時の衝動波のようなショックを受けます。そして地球の磁場を通して赤ちゃんのオーラへとインプットされた惑星からの情報は、再生可能なカセットテープのように働くわけです。
 ”イベント・チャート”(ある出来事が起こった瞬間のホロスコープ)も同じ原理に基づくと思います。再生可能なカセットテープ同様、天体の磁気的な記憶は、赤ちゃんのオーラだけでなく、この大地にもとどまります。ゆえにこの世のの人生体験は、生まれた瞬間その空間にインプリントされた惑星の配置図、ホロスコープの中を巡る旅と言えるでしょう。

 これで“ローカル・スペース・アストロロジー”の原理も論理的に説明できると思います。さらに、ある瞬間ある大地にプリントされた惑星からの情報、つまりホロスコープが、いかに長期間その効力を持つかもおして知るべし。これは世界各地で発見されている、古代の”アース・ゾーデイアック“からもうかがえます。ちなみに古代アストロロジーでは天秤座は存在せず、蠍座は不死鳥によって表されています。さらにテレビでよく取り上げられる”ゴースト・ハンテイング“や、ある種のリサーチ番組からも、超磁場の存在がうなずけるのです。EMFという探知機を使って、ある現象が起こる周辺の磁場の変化を探知するのですが、あなどれない成果をあげています。何らかの電気的、磁気的な性質が、目に見える物理的現象と共に存在すると考えられます。

 人が生まれ故郷を離れて、遠くの地に引っ越したとします。それでもサイキの中に蓄えられた誕生の瞬間の基本的な惑星パターンは変わりません。しかし他の土地に移動することで、誕生の瞬間、大地にプリントされたホロスコープの各惑星から放射線状に延びる、その延長線上の影響が強調されて現れます。各惑星からその影響力が、道を描くように放射線状に大地に伸びて行くわけです。このそれぞれの惑星の延長線は“レイ・ライン”のように働き、個人専用のラジオ放送局の効果も持ちます。つまり本人のみが、その周波数にチューニングできるのです。たとえばある人が自分のホロスコープの、火星から伸びるライン上の土地に引っ越したとする。すると、その人のホロスコープの火星がある星座、ハウス、さらにアスペクトなど様々な要因が組み合わさった「その人だけの火星」の影響下のできごとを体験するわけです。たとえば火星的でエネルギッシュ、チャレンジに満ちた人生と遭遇する。もっと端的に言うと軍事基地にそばで暮すこともあるかもしれません。またある人が土星の延長線上に移り住むと、そこでは土星的で骨の折れる試練と直面するかもしれない。あるいは高齢者と関わる仕事につくこともあるでしょう。

 ”リロケーション・チャート“についても取り上げたいと思います。ある人が他の国で生まれたと仮定する。同じ瞬間に、です。それでもホロスコープの各惑星の星座は全く変わらない。ただし地理的に移動するわけですから、現地時間が変わってきます。地球という球体の上をこちらからあちらへと移動するとき、見上げる天体は地上での移動に応じて、転がるように変化します。人が持つホロスコープは、結わえられた針金のようにサイキの奥底にとどまり、変わることはありません。しかし場所の移動に応じて、見上げる星が転がるように変化するのと同様、ホロスコープのハウスやアセンダントは変化します。たとえばある惑星がアングル付近に移動して、より強い影響力を持つこともあるでしょう。
 さらに、故ジム・ルイス氏によって考案された“アストロ・カルト・グラフィー”について。世界地図にグラフ状の線が描かれたものです。これはその人のホロスコープの各惑星が、アングルとまじわる交点をしるしたもので、MC(南中点)、IC(天底)と交わるラインは北極から南極へ向けて直線で、アセンダント及びデイセンダントと交わるラインは曲線で描かれています。

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