パンデミックに続き、勃発する戦争、地震、地球温暖化による異常気象、物価高騰に生活困窮。世界はますます混迷を深めます。こういう時こそ、外側の情報に一喜一憂せず、心理占星学を通して自分の内面に指針を求めることの大切さを感じます。
この心理占星学コースは、初心者からプロの方までお勧めです。何故なら多くの人は, 星座や惑星といったテーマは初級用と勘違いしがちですが、占星学に携わり年月を重ねるごとに、大木のように解釈の根を張って深めていくことが大切だからです。
紋切り型のキーワードの羅列でなく、各惑星にあてはめられたギリシア、ローマ神話の神々の個性をひもときながら、星座や惑星に込められた象徴を洞察していきます。
初心の方、及び独学で勉強されている方には順を追ってわかりやすく話を進めていきます。
プロの方にも新たな発見と啓蒙がもたらされることを願います。
2年目 リサーチ・コース 研究コース
カリキュラムと日程
1年間合計12回 1回2時間30分 隔週水曜
日本時間午後7時45分-10時15分

1学期4回 1月29日(水)-3月12日(水)
1. セミナー「牡羊座の土星:恐れと人生の宝」1月29日(水)

私は常々、土星のパラソックスほど面白いものはないと思います。巷では不運の星と言われながらも、同時に「人生を教え導くグル」であり「老賢者」の意味合いが託されます。若さや世俗の富は永遠に持ち続けることはできず、失った先に見えてくる「人生の価値ある宝」とは?そしてこの土星は、2025年5月下旬に、12星座の始まりである牡羊座に入ります。土星の本質を踏まえ、その上で、牡羊座に入る土星、ギリシア神話のクロノス、ローマ神話のサターンが私たちに何を教えようとしているのか考えます。
2. セミナー「水星:ヘルメス、サイコポンプ」2月12日(水)

ギリシア神話のヘルメス、ローマ神話のマーキュリーの名が付けられた水星は、マインドの働きを表すと言われます。この「マインドの働き」は、学校の成績や知識情報量をいうのではありません。自分の体験や失敗を通して、独自の見解や人生観を年月かけて創造構築していくことだと、私は考えます。ですから水星の働きが滞ると、人生そのものが枯渇してしまいます。今回は「サイコポンプ、魂の道標」と言う意味を持つ、水星の働きについて解釈を深めます。
3. セミナー「牡羊座の海王星:新たな夢」2月26日(水)

海王星が魚座に留まった過去14年間、世界はパンデミック、地震津波、海の神のさまざまな力を目のあたりにしました。地球を覆いつくす大海原の神ポセイドンの力は、目には見えず知らぬ間に蔓延する伝染病、一瞬にして地上の建物を呑み込む地震津波などに託されます。こういった現象は、人間のおごりに対する神の怒りのように思えます。この海王星、2025年3月末に12星座の始まりの牡羊座に移行します。世界はこれを機に新たなサイクルへと踏み出すわけです。今回は海王星が示唆する新たなビジョンと夢について考えます。
4. グループディスカッション、ホロスコープを読む実践練習 3月12日(水)
2学期4回 5月14日(水)-6月25日(水)
5. セミナー「6室:マインド、ボデイー、スピリット」5月14日(水)

6室は「健康と雇用、仕事のハウス」と言われますが、果たして健康と仕事がどのような接点でつながるのでしょうか。魂が北へ行こうと呼びかけるのに、マインドが将来の年金や世間体を心配して、南へ南へと、意に沿まぬ仕事を延々と続けていると、魂が病気というシグナルを体に送ります。といったことから6室のテーマは、魂とマインドと肉体に1本を筋を通すことと言えるでしょう。魂が指し示す道と、マインドの考え、そのつながりが目に見えて現れる体の健康状態について、解釈を深めます。
6. セミナー「双子座の天王星:ネットワークとテクノロジー」5月28日(水)

天王星はギリシア神話の空の神ウラノス。まだ誰も見たことのない新しい何か、天空の無限大の可能性を地上世界に降ろしてきて、根付かせる働きを象徴します。
一つの星座を約7年間かけて運行する天王星。この天王星は2025年7月から双子座に入ります。天空の神が、コミュニケーションやマインドの働きを司る双木座に入ると、人類はどのような理念を掲げるのでしょうか。また、天王星は自由でスピーデイーな空の領域を表すことから、理想と現実のギャップに我慢できなくなる懸念もあります。今回は双子座の天王星に込められた、新たなるものへの呼びかけについて、考えてみましょう。
7. セミナー「9室:霊的探求の道」6月11日(水)

9室は「外国、宗教、哲学、学問」のハウスと言われますが、9室に太陽がありながら学歴なく、宗教団体と無縁の人が多いのも事実。9室が意味する学問、宗教とは、社会の権威ある大学院や宗教団体のことではなく、己の心の中にしか存在しない宇宙に働く神なる精神を信じる思いと、人生の目には見えない霊的な意義を探求する向学心だと、私は考えます。半面、ギリシア神話のゼウスは、全知全能の最高神でありながら、あちこちに愛人を作りました。こういったことから、木星ゼウスが治める射手座定位置の9室には、栄光を求める思いが留まるところ知らず、おごりに転ずる一面もあります。
今回は、多角的に9室のテーマについて洞察を深めましょう。
8. グループディスカッション、ホロスコープを読む実践練習 6月25日(水)
3学期4回 10月1日(水)-11月12日(水)
9. セミナー「家系の糸、先祖の遺産」10月1日(水)

人生には自由な選択肢があると言うものの、私達は歴史と民族と家系の産物であることも事実です。世界で革命や戦争や疫病が起こるたびに、その大きな波のうねりの体験が、個人の人生観に大きく色付けられ、それが子孫に伝承されます。つまり私たちは先祖からの恩恵と負の遺産を同時に受け取ると言っていいでしょう。負の遺産を断ち切り、自分の望む人生を生きるとはどういうことか。また、どのように過去からの恩恵を受け取り人生に活かすのか、ホロスコープを紐解いて考えましょう。
10. セミナー「5室の天体:太陽を生きる」10月15日(水)

本を広げると「5室に太陽のある人は、注目を集め俳優や映画スターに向く。」などと書かれてあり、華々しい印象を受けますが、5室に太陽がある、又は多くの天体がある人で、本に書かれたような人生を歩む人は稀。特に女性の場合、5室の天体は我が子に投影され、自分の叶わぬ夢を子供に託して、子供の成長の芽をつんでしまうことも多いようです。
5室の定位置である獅子座の支配星、太陽の性質を今一度、掘り下げて「太陽を生きる」すなわち「自分の人生を生きる」とはどういうことなのか、考えてみましょう。
11. セミナー「ホロスコープの力学、投影と憧れと憎しみ」10月29日(水)

投影とは、自分の中で未発達な面を他人に映し出して、憧れたり嫌悪感を抱いたりする心の働きのことです。投影は、言わばエネルギーの原動力のようなもので、投影があるから人生は活気に満ちたものになります。一人でいる間は、表面には現れない自分の心の奥底の可能性に気づかないことが多いからです。しかし潜在意識層に、あまりに無自覚であると、パートナーシップで何度も同じ苦しみを味わうことも事実です。今回は、ホロスコープの四区分の優勢劣勢機能から見られる投影の傾向と、二人の人間のホロスコープから生まれる好感反感度、さらに自己の成長を促すプロセスについて学びます。
12. グループディスカッション、ホロスコープを読む実践練習 11月5日(火)
こんな方におすすめ
○独学で本を読みながら勉強中。体系立てて学びたい。 ○教室に通ったことがあるが、吉凶判断の相性や、当てもの式の未来予測に納得できない。 ○現在アストロロジーを職業としているが、さらに洞察を深めたい。
よくあるQ&A
- アストロロジーの本を1冊読んだだけです。セミナーについていけるでしょうか。
- はい、12星座の順番や、惑星の名前をご存じの方であれば大丈夫です。と言うのは、セミナーに共感できるかどうかは、アストロロジーの知識よりも、講師の宇宙観に共鳴できるかどうかが大きいように思うからです。
どんなに年数長く学んでも、講師の世界観に納得できなければ、自分のアストロロジーを育てていくのが難しくなります。説明会にご出席頂いて、ご自分にフィットするかどうか直観に従ってお決めください。
- ホロスコープ・リーデイングを仕事としています。カリキュラムを見ると、相性判断、アスペクトといった実践的なテーマが少ないように感じますが、果たしてリーデイングの現場に役立つでしょうか。
- 初心者には一富士二鷹三茄子と言った紋切り型の解釈は手引きにはなりますが、実際、万人には当てはまらないことが多いです。なぜなら、その人の人生観や苦手意識は、民族、世代、社会背景、家庭環境に負うところが大きいからです。
クライアントにイエスノーの短絡的な答えを出すのでなく、ホロスコープの全体像と、生い立ちにより刻まれた無意識のパターンに光を当てて、いかに相手の心情を理解しつつ、人生の羅針盤となる気づきを内面から引き出すか、を学んでいきます。ですから単なる吉凶判断でなく、セラピー効果の高いセッションを目指してらっしゃる方には、お役に立てると思います。
受講料
2年目の受講料 |
- 学期毎の前納:1学期215ポンド(約4万3千円)×3学期 計645ポンド(計約12万9千円)
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最少催行人員 |
3名 |
現在のレート:1ポンド=189.30円
※2025年2月27日現在
※レートは日々刻々変動いたします。あしからずご了承ください。

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Yogura23@yahoo.co.uk